売上高に注目してみよう!
売上高は、毎月確認しましょう。
月次決算書の作成をして、社長の1カ月間の経営感覚と実際の数字の差異を確認しましょう。
差異を確認するためには、月次監査が必要となってきます。
前月までの月次決算は、翌月の初旬から中旬にかけての月次監査が望ましいです。
もし、翌月の月末頃の監査の場合では、前月の月次決算を締めることはもちろんですが、売上や仕入れや給与に関しては、概算計上で入力しておおよその数字を入れます。
この概算データを使って、当月の概算の月次決算を社長と一緒に問題点を探っていくことが大切だと思っています。
「フィンテック」や「証憑保存機能」を使って、直近までのデータを読み込ませることにより可能となってきます。
あとは、「支払・入金・資金繰り」機能を活かすことも考えられます。
(私が監査に行っているお客様はフィンテックを導入することにより、銀行やクレジットが早い段階で仕訳に落し込むことが出来て可能となっています。)
現在過去会計を中心に行っているところはリアル会計に移行していきます。
売上高は販売単価×販売数量で決まります。
売上高を上げるのは、販売単価を上げるか、販売数量を増やすかです。
当たり前のことです。前月との比較、前年同月との比較も重要となってきます。
販売単価を下げて、販売数量を増やすことも戦略の一つです。
事務所通信の中にある、図表に売上高改善のポイントが掲載されています。
こちらの資料を参考にしてください。
そのときに、原価も意識することも重要です。
粗利益の最大化も重要だと思っています。
販売単価を安くしたことにより、販売数量が増えて売上高は上がりましたが、粗利益がほとんど変わらない場合もあります。
この戦略は、商品を知ってもらうために特別に単価を安くして広く認知する場合に行います。ただ、単価を正常に戻したときに買ってもらえるかという疑問も出てきます。
また値下げをしたときに買おうという考えが生じたりします。
バーゲンまで待とう。次のキャンペーンまで待とうという考えも出てきたりします。
そのへんを踏まえて試行錯誤しながら、おこなっていくしかありません。
月次決算で何を確認するのか。
入力したデータで何を確認するのかと言われたら、以下のことを確認します。
当期実績と目標とのズレを確認する。
当月実績と前年同月とのズレを確認する。
時系列で売上高の推移を見る。
社長は数字にもっと興味を持つべきです。
パソコンで見なくても、簡易なデータならスマートフォンでも確認することが出来ます。
それが、「スマート業績」です。クラウド会計の場合はレンタル料に含まれています。
売上高、限界利益、経常利益の業績がスマホで確認
さらに、資金については預金残高、借入金残高、自己資本比率を確認することが出来ます。
安全性を高めるには、自己資本比率は30%以上をまず目指していきましょう。
では、入力したデータをどこで確認するのかと聞かれたら
スタンドアロン型(FX2、まいスター)では、「全社業績の問い合わせ」です。
FXクラウドシリーズでは、トップ画面によく使うメニューでタグを選択することができます。
一番のトップ画面に来るのが「業績管理」です。その中の「365日変動損益計算書」 と 「得意先順位月報(発生ベース)」です。
クラウド化を進める一つの利用です。
パソコンに設定すれば、どこからでもネット環境が整えばFXクラウドを見ることが出来ます。
今までのFX2では経理担当者のパソコンにデータがあり、あまり経営者が見ることがありませんでしたが、クラウド化にすることにより、社長自ら自分のパソコンからも見れるようになります。自分のパソコンでじっくり見て考えられることは大きいです。画面を見ながらドリルダウンしていくことも可能です。
今までは、一台のパソコンで使っていて、会議資料は紙で作成していましたが、画面を見ながら行える。経営者が経理担当者のパソコンを使わないでじっくり見れることが大きいです。FX2クラウドですと、同時接続2台までOKです。
追加料金を支払うことによって5台まで同時接続OKです。
クラウドシリーズでFX2クラウドに入っているのが、「得意先順位月報」です。
得意先別の売上高が簡単・瞬時に確認できます。
売上全体に占める割合や金額
取引先の売上高のランキング
前年差異、要注意顧客の発見
このやり方をみて思い出すが、RFM分析です。
顧客の購買行動に基づいて分析する方法です。
Rが Recency(最近の購入日)
Fが Frequency(来店頻度)
Mが Monetary(購入総額)
来店頻度は、ポイントカードや会員証を作ることにより利用実績を把握することが出来ます。
目標の設定はどうするのか?
目標とのズレで使用する数字は、「当期計画」です。
事務所にある「継続MAS」を使って予算案を作成することが出来ます。
分からなければ、予測売上高 予測粗利益、予測人件費、予測経常利益を考えて頂き、その数字を入れることから始めたら良いでしょう。
売上を上げるために
社内での情報の共有・活用が大事になってきます。
言葉では、情報共有という言葉がよく出てきますが、実際に本当に情報共有できているかは難しいです。
情報量が多すぎて、読めない。時間がない。保存してもどこにあるのか分からない等
何に困っているかを把握するには、打ち合わせが重要です。
チェックシートも役に立ちます。
研修で意見の取り組みや目標への向けての進捗度の確認です。
楽な方に逃げてしまうので、意識をしていないと最初だけ頑張り、あとはやらなくなってしまいます。
この作成も2年間という限定で行っているので、なんとか遅れながらも作成しています。
システム推進委員として
フィンテックの普及率を今期末までに35%を目標としています。 令和5年8月末現在32%です。
来期末までには50%を超えるように考えています。
そのために、所内研修で操作方法の確認、有効利用の話、推進できるお客様への提案方法を考えながら行っています。
粗利益率を計算するのに、加重平均をとって計算することは大事です。
これ本当に大切だから。
商品別なのか、地域別なのか、分からないですが複雑になるとやはりFX4クラウドですね。
使いこなせるかどうかは、会計事務所の腕の見せ所です。
報告 TKCでも、インボイス発行事業者ステッカーが販売されました。
前から、飲食店でコロナ対策推進宣言等のステッカーがあったので、いずれこのインボイス発行事業者も出てくると思いました。インボイス制度開始2か月を切ったのでどんどん貼ってくるところも出てくるでしょう。コインパーキングもインボイス制度で領収書を変えるところも出てくるかもしれません。
レジ機のところや、入口や窓に貼り付けるのいいです。
事務所では、A4サイズ 1枚シートで660円(税込み)で販売しています。色は「青色」か「黄色」です。
(15㎝×2枚、6㎝×4枚)
(こっそり、事務所の窓に貼っています。もし来客した時に気づいてくれると嬉しいです。貼ったシールは青いシールで右上にある分です。)
油性ペンでインボイス番号を書いています。
お客様で、このステッカーを入り口や店内に本当に貼って頂ける方がいらっしゃいましたら、使ってみてください。(見本で青色と黄色の用紙を1枚ずつ頂きました。)
担当者か事務所までお電話ください。
このステッカーの私の第一印象は、ちょとセンスがないなぁと思いました。
一つ目は、TKCと書かれているので、TKCって何と思われる可能性が多いからです。
お客様とTKCの関係が何だろうと思ってしまうからです。TKCは誰もが知っている企業ではないですから。
もう一つは、登録番号を記載する必要はないかもしれません。この番号を入力したからといって割引が受けれるわけではありません。
またこの番号は、領収書や請求書に必ずついてきますので、こちらの保存が重要となってきます。
では私がお勧めするのはネットでの購入です。
Amazonでも別のステッカーが販売されています。シンプルでいいと思います。
こちらは5枚セットで1500円前後で販売されています。1枚ですと450円前後です。
慰安旅行で訪れた飲食店が、「インボイス登録店」とステッカーが貼っていました。
金融機関に決算書データを電子で送ろう。
金融機関への決算書の提供は、紙から電子データを送ることが出来ます。それが「TKCモニタリング情報サービス(MIS)」です。
当事務所でもTKC会計で作成した決算書の場合は、電子で金融機関に決算資料を送付しています。
現在は、大部分のお客様が決算書類の送付のみの送付となっています。
月次試算表や四半期ごとのデータも送付することが可能です。(数件の会社のみ行っています。)
今まで、銀行に送付するときに決算書類の作成依頼があり、印刷をして渡していました。
現在では、TKCシステムで作った決算書の場合には、お客様からの承認を得て借入先の銀行に、決算書類を電子データとして送付しています。
ほぼほぼ、電子データで送っているため、以前と比べるとだいぶこの銀行への決算書類の作成が減りました。
お客さんにとっても、マークスにとっても効率化の一つです。
ほとんどの金融機関にデータを送ることが出来ます。
都市銀行・政府系・地銀・第二地銀で東京スター銀行以外はすべてデータを送ることができます。
信用組合は、大阪では大阪厚生信用金庫以外は利用できます。
信用金庫については、半分ほどの金融機関が可能となっています。
一度設定しまえば、2回目からは確認のみとなります。
クラウドシステムでは、財務会計のタグの中にモニタリング情報サービスのタグがあります。こちらから申し込むことが出来ます。
スタンドアロン型(FX2の場合)では、月次・年次業務の中に銀行への情報開示で依頼することにより可能となっています。
コラムで郡上おどりの記事がありました。
郡上おどりの記事がありました。
コロナ前の事務所の慰安旅行でひるがの高原に行った帰りに郡上市に寄りました。
慰安旅行の記事はこちらです。4年前に行きました。(令和元年9月)
ちょうど慰安旅行の1カ月前の8月お盆休みにひるがの高原にキャンプに行く前に立ち寄りました。
徹夜踊りのときに見に行った時の写真です。