所内研修

所内研修 令和5年7月分 銀行信販データ受信をしてみたら

2023年7月24日

令和5年7月の所内研修の内容です。

 

TKCの担当者からの報告

毎月1回、全体会議のときに1時間半かけてシステム等の研修を行います。
(令和6年も継続して行っています。)

今回は、「インボイス対応状況チェック」でお客様の進行状況が分かります。

どんな機能が確認できるか。

取引先事業者登録番号の登録状況
申告書自動作成区分
税額経理区分
課税方式区分
課税仕入れの仕訳チェック
基準期間課税売上高1億円以下等
売上に係る消費税等の端数処理
インボイス保存免除科目設定

 

この一覧表を見ることで、進捗度が分かるようになっています。
10月から始まるインボイス制度。遅れているお客様には積極的に進めていきます。
(インボイスが始まって、半年が経ちましたが取引先コードを充実することによりインボイス番号の確認が減ります。またインターネットに接続することにより、インボイス番号を持っているかどうか判断できます。)

 

業種別クラウドの提供 令和5年6月23日より

今までのクラウド会計は、通常のシステムでしたが、業種によっては独自のシステムからクラウドに移行することが可能です。
これで、業種固有の会計処理を正確に行えるようになります。
また事務所からもデータを確認することが出来ます。

ただ決算修正との兼ね合いがありますので、これからの決算期を迎えるお客様が現在のシステムを使い、新年度から新しいクラウド会計をお勧めします。

 

業種別クラウドの提供

DAIC2(建設業)→ DAIC2クラウド

MX2(医業)→ MX2クラウド

FX農業会計 → FX2農業会計クラウド

 

 

ペポルインボイスの料金が決定されました。

ここでは、ペポルインボイスの送受信に料金がかかります。
(対応時期が令和5年10月なのでそのときにペポルインボイス送受信するのに、ペポルの利用申請が必要です。)

 

電子取引の保存要件が緩和されました。

令和5年度税制改正で保存要件が緩和されました。
それでも、証憑保存システムやスキャナ保存を進めていきたいと思っています。
事務所では、令和6年3月末までに50%超の導入を目指しています。(代表より)

資料は、クラウドの場合は、トップページの下側に、TKC戦略経営者メニュー21の左上のバナーから「電子取引への対応のポイント」で文章を読むことが出来ます。

 

レシート入力方式の勧め

レシートを見て直接入力あるいは、仕訳辞書を使って入力した方が早いかも知れません。
事務所で確認したところ、まだ利用しているお客様がいませんでした。

動画説明はこちらにあります。

FXクラウドシリーズのホーム画面の下の方に「おすすめコンテンツ」
スタンドアロン型のトップページの「今すぐ始める!ペーパレス・インボイス対応」のバナーにあります。

同じ取引先で過去に入力した仕訳をもとに入力ができるために簡単に仕訳計上が出来ます。

消費税等の端数処理が1件のインボイスにつき税率ごとに1回とされています。
仕入先から受領したレシート等からの入力に特化した機能です。

以上が報告でした。

事務所のフィンテックの進捗度の確認 今回の実務演習

事務所内でクレジットカードをフィンテックに接続する事例を行いましたが、クレジットカード自体がフィンテックに接続できないため断念しました。
クレジットの中には、残高受信ができないものもあります。
(事務所では銀行残高の受信はすでに行っています。)

クレジットが紙での請求書で発行手数料がかからなかったのは、WEBで見ることが出来なかったからです。
電話で問い合わせをして聞きました。

よって、画面や進め方を見て、どのように設定をしていくかを確認しました。

銀行信販データ受信機能の設定を見ながら再確認しました。

 

会計システムでの仕訳の流れを表すと

データを受信 → 確認 → 補正 → 計上 となっています。

補正にあたって、仕訳ルールを徹底して行うことにより、2回目は楽に仕訳が入力できるようになります。
また銀行残高の受信ができなくなったとき、API連携の再認証が必要となります。

 

フィンテックの解説はこちら

 

この銀行信販データ受信機能の利用開始までの流れ
(最初だけの操作です。)

1.インターネットバンキングで銀行信販データ受信用にIDを作成
(クレジットカードは、Web明細のログインIDを用意)

2.1で用意したID、パスワードをMoneytreeに登録(API連携)

3 TKCシステムとMoneytreeの連携設定
(ここからは会計事務所の担当者が初期設定を行います。紐づけします。)

このフィンテックを使うことによって当日のデータを取得することにより、リアルタイム会計が可能となってくる。

その場で分からないことは、社長に質問できる。直近の出来事なので何に使ったかを覚えています。

まず、導入したことによりデータがすぐに読み込めるので社長の目の色が変わります。
今までは過去データをベースに話をしていましたが、売上、仕入は概算での数字を入れることにより、直近のデータをもとに問題点を解決することが出来て、何をしなければならないかが見てきます。

 

事務所では、FXシステムのおおよそ3分の1は導入が終わっています。

システム推進の責任者としては、今年末まで40%まで持っていけたらと思います。

 

このシステムを導入することが出来ないところは
インターネットと接続していないパソコン
銀行との間で銀行残高受信の契約をしていない場合

銀行との契約を結ばない理由としては
1 会社の近くに銀行がある
2 銀行のデータ数がすくないので、振込はATMでOK

ネットバンキングは空いている時間に振込手続きが出来るので楽です。
そこから電子納税も可能となってきます。

 

住民税の特別徴収も銀行窓口によっては費用がかかるようになっています。電子納税をお勧めしています。

納税の手間を減らすために「電子納税」がお勧め

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ある程度のめどが見えてきましたら、次は証憑保存の推進です。

 

 

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