今回の研修では、フィンテックの件で話が盛り上がりました。
TKCでお客様向けの研修会があります。お客様がレベルアップして頂けるのなら、費用は当事務所で持ちます。
証憑保存機能に関しては、設定する場合にデータの保管料を頂いています。
下記の料金表を参考(また付属の費用に関しては見直しがあるかもしれません。)
販売管理機能については、FXクラウドシリーズのレンタル料の中に含まれています。
まだ請求書システムを決めかねていないお客様に関してはお得となっています。
給与計算機能の研修会も今年から開いています。
もう終わってしまいましたが、随時意識して更新するようにします。
読み替えお願いします。 令和6年5月23日13時~17時に証憑保存機能の操作研修会があります。
現在でも随時、操作研修会が行われています。
販売機能の研修はありませんが、給与計算機能の操作研修会があります。 給与計算機能の操作研修は、5月22日です。
チラシの内容は下記のチラシとほぼ同じです。定員は15名で申込期限は令和6年5月20日(火)となっています。
まだ座席は埋まっていません。
比較表になっています。
研修で行った「銀行信販データ受信機能」について
銀行残高やクレジットカードの取引のデータを会計ソフトに落し込む機能です。
TKC以外にも、他の会計ソフトも似たような機能があります。
弥生会計は、スマート取引取込 口座自動連携ツール
マネーフォワードでは、特に名前の読み方はなく「取引明細は自動で取得」
何度もいいますね。これを使うことによってかなりの時間短縮になります。
TKCの「銀行信販データ受信機能」の概要
当機能の主な特長は次の6点です。
1.銀行信販データの自動受信機能
ワンクリックで複数の金融機関から取引データを一括で自動受信できます。
2.仕訳の二重計上防止機能
「日付」「金額」「勘定科目」をもとにシステムで自動チェックすることで、仕訳の二重計上を未然に防ぎます。
3.消費税の記帳要件を完全遵守
仕入税額控除を適用するための帳簿の記載要件を完全遵守しており、入力漏れもチェックします。
4.仕訳ルールの学習機能
「仕訳ルール」はどんどん蓄積されていくので、利用すればするほど入力の手間が減り、効率的に入力できます。
5.仕訳元の銀行信販データの確認機能
元帳・仕訳帳から仕訳の計上根拠をすぐに確認できるので、会計帳簿の信頼性につながります。
6.銀行口座の実際残高と帳簿残高の検証機能
仕訳の二重計上を警告するメッセージも表示されるので、必ず預金残高と帳簿残高の一致を確認できます。
初期設定が大事になってきますが、ルール付けをすることにより楽になります。
銀行の受信については、API連携があります。過去の事務所ニュースで取り上げています。
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どのようにしてお客様に勧めていくかです。
インボイス対応を考えるうえで、銀行の残高読込とクレジットカードの明細読込が欠かせない状態になってきます。
実際、事務所では、FXシリーズの導入先の3割ほどしか導入出来ていませんでした。(令和5年6月現在)
10月から始まるインボイス制度に対応する上でも、クレジットカードの明細を受信をすることは必要事項になってきます。
仕入税額控除にも対応させるためには、ここで受信をすることで仕訳が楽になります。
このTKCの銀婚信販データ読込は、2016年6月から開始したサービスです。
では7年前は、まだ会社にネット環境を整えるところが少なかったかと思います。
個人の自宅にはネット環境があったかと思います。自宅には設定しているものの、会社や事務所ではまだという方が大半だったと思います。
振込もネットバンキングによるよりも、銀行に行って振込していたかもしれません。
法人税や源泉所得税、個人住民税も銀行や郵便局の窓口で納付していました。
ネット環境が整えば
クラウド会計で行うことが出来ます。どこからでも見ることが出来ます。
フィンテックで銀行取引データやクレジット明細を読みこむことが出来ます。
電子納税が出来ます。
ネットバンキングから振込や残高確認が出来ます。(法人の場合、料金が必要な場合があります。)
電子インボイスにも対応することが出来ます。
では、導入出来ていなかった理由は?
一番大きな理由は、事務所の担当者が成功体験を持ち、自信をもって勧めることが出来ていないことです。
どうしても導入にあたり、TKCの担当者に頼んでしまうことにより、流れを理解出来ていないこと。
各担当者に任せていて、全体像を把握できていなかったためです。
今回、調べて3割程導入になっていました。所内研修でお互いの導入の仕方を確認しておこなっていくしかないです。
お客様が変化を嫌がること。今のまま問題なく出来ているので問題ないと思っています。
4か月我慢して使ってみてほしいです。そうしたら慣れると思います。
費用がかかること
銀行のネットバンキングも個人は無料で出来るのですが、法人契約が有料になっていてその料金の負担を重く感じ銀行で行った方がいいというお客様もいました。
なお、クレジットの明細受信に関しては、クレジットカードをWEBに登録出来れば無料で受信することが出来ます。
ものすごく簡単にできます。
インターネットにつなげることのリスクに対応出来ない。
ウイルスや勝手に振込されてしまうのではという不安があります。
これに関しては、下記でTKCサイバーセキュリティサービスを紹介いたします。
振込については、会計ソフトからは出来ません。あくまでも残高受信のみに限定しています。
去年から今年にかけて一気に経理事務の省力化のために所内研修を充実していっています。
まずは、担当者が成功体験を持ち、自信をもって勧められること、これにつきると思います。
初めは断られたところでも、時代が変わってきたためにもう一度提案していきます。
あとインボイス制度開始まであと3か月です。電子帳簿保存法(電子取引)はあと6か月です。
安全性の確保 TKCサイバーセキュリティサービス
パソコンをネットにつなげるとウイルスの心配がある方は、TKCサイバーセキュリティサービスがあります。令和5年4月からサービスを行っています。
令和4年10月末に大阪急性期・総合医療センターがランサムウェアによるサイバー攻撃を受け、大きなニュースになりました。総合医療センターは、大阪市住吉区にあります。
事務所から車で、15分ぐらいの場所です。利用したことはありませんが、近くに公園があり子供が小さかった時にここの公園でよく遊びました。
復旧したのが翌年1月11日でした。復旧に2か月とちょっとかかりました。
クラウド会計を使っているパソコンに関しては、TKCサイバーセキュリティサービスです。
パンフレットは、クラウドサービスを使っているお客様に関しては、トップ画面の下の方に令和5年4月から提供開始と書かれていると思います。
料金も市場価格と乖離しない価格で提供できるかと思います。
新種のウイルス対策で FFPI社の「yarai」+既知のウイルス対策で TKCウイルス対策プログラムで成り立っています。
接続するときの基本ライセンス分は安くなっていますが、追加ライセンス分は料金があがります。
今後、ランサムウェア対策もしていかなければならないですね。確かにウイルスは怖いですが、リスクヘッジをかけつつ上手に利用したいものです。
総合振込と振込振替の対応は?
総合振込は支払った取引先をまとめて1本で通帳記入されます。
一方、振込振替は支払った取引先ごとに通帳記載されます。
もし、総合振込で1本で仕訳が出てきた場合は、どのようにしたらよいか?
私だったら、まだやったことはありませんが、このようにしたと思っています。
残高受信する。
総合振込に係る仕訳1仕訳を仕訳対象外にする。
FX2クラウドやFX2で支払管理機能を使い、この総合振込の仕訳を取引先ごとに入力する
このようなイメージが出来ています。まだやったことがないですが。
注意点 月次監査を急いで行うこと 4か月までには締めること
監査で遅れると、受信できなくなる金融機関があります。
信用組合さんが2か月分しか表示されないので、読込を早めて行わなければなりません。
早くデータを知ることは、黒字決算を目指すことや意思決定を行うことに関して重要な事項です。
監査で当月分のデータを読み込むことが出来れば、大きな金額のものがすぐに聞くことができます。それはクレジットでも同じです。
一緒にがんばっていきましょう。