所内研修

所内研修 令和5年5月分 IT導入補助金どうなるの? 追記あり

2023年5月25日

令和5年5月の所内研修

月1回、全体会議の中で所内研修を行っています。
5月の内容は、「IT導入補助金の説明」がメインでした。

当事務所では、TKCのクラウド会計へのIT導入補助金の申請支援を行っています。
「デジタル化基盤導入類型」をメインに申請しています。

(追記:2024年もIT導入補助金が行われています。)

現在は、インボイス枠では11次締め切りが令和6年8月23日となっています。(令和6年8月16日現在)

中小企業者にとっては、インボイスに特化した助成金です。

 

IT導入補助金の申請についての研修

公募期間の追加がありました。事務所ではデジタル化基盤導入類型をメインに考えています。

 

おおまかな流れです。

付決定後に、注文、納品を行います。
先に契約・導入してから交付申請をする、いわゆる「遡及申請」は認められません。

支払いは全て交付決定日以後に実施する必要があります。

それから、お客様のパソコンにシステム導入、運用支援を行います。

導入支援完了後に、税理士法人マークスへ導入支援費用とレンタル料を支払います。

その後、税理士法人マークスから国へ事業実績報告します。

お客様のところに補助金が交付されます。

お客様は、導入したことによる効果を報告をします。

すべての募集回における事業実績報告のTKCへの提出期限は各申込によります。

効果報告対象期間 1年間1回      各申込によります。(IT導入補助金で検索を) 

 

補助金対象は

初期導入費用

初期導入費用・・・具体例 ソフトウェア料金、立上支援料等
最大2年分のクラウドサービス等の利用料・・・具体例 レンタル料、TISC利用料等

ハードウェアの購入費用・・・具体例 PC・タブレット、スキャナ、レジ等の購入費用(ただし、TKCからの購入に限ります)

補助金の交付にあたり、初年度のクラウドサービス等の利用料は、導入時に一括して請求する必要があります。

会計システム 月額レンタル料 税込
マイスタークラウド 8,800円
FX2クラウド 15,400円
FX4クラウド 55,000円~

 

補助金の交付にあたり、初年度のクラウドサービス等の利用料は、導入時に一括して請求する必要があります。

デジタル化基盤導入類がの補助額は

補助対象経費額は
補助額 50万円までは 経費の3/4以内 補助対象経費は666,667円まで
補助額 50万円超~350万円部分 経費の2/3以内 補助対象経費は666,667円超~

FX4クラウドの導入については、確実に100万円を超えますが、FX2クラウド、マイスタークラウドでしたら2年間のレンタル料と導入設定費用を含めて、70万円程で導入することが出来ます。他のシステムも追加で合わさると増額になります。

 

交付申請の事前準備では

5月号の事務所のニュースの裏面に記載されています。

まずはGBizIDプライムの取得です。

1週間前後かかります。(この取得に時間がかかるので、早めの申請を)
交付申請を予定されているお客様は早めに取得お願いします。

 

みらデジ事業者登録+経営チェック(gBIZID取得後)

 

SECURITY ACTIONの「一つ星」または「2つ星」の自己宣言(必要時間 30分程度)

 

関与先が法人の場合

履歴事項全部証明書(法務局の発行から3か月以内のもの)

法人税の納税証明書(その1またはその2)直近の事業年度に関するもの

お客様のメールアドレス、携帯電話番号

準備が整いましたら、インターネットで申請業務を行います。申請は1時間以内で完了します。
申請時は一緒にサポートさせていただきますのでご安心ください。

インボイス制度開始直前の今がシステム導入、切替えの絶好のタイミングです。

 

余談:GビズIDで何が出来るか?

行政システムにログインできるIDです。
せっかく、IDを取得したので、社会保険の電子申請もこれで行ってみませんか?

社会保険の申請が出来ます。お客さんでも使っているところがあります。
補助金の申請もこちらで出来ます。
GビズIDプライムは、印鑑証明書と登録した印鑑で押した申請書を郵送して手続きをします。
社会保険料の手続きが多いのではないでしょうか。

個人版で、似たようなシステムに「マイナポータル」や「マイナンバーカード」があります。

 

 

FXシリーズで使って欲しい機能です。

IT導入補助金申請以外の報告資料はあったのですが、すべての報告は出来ませんでした。
そこで私が今後重要となる点をピックアップしました。

TKCにFXシリーズに表情搭載されている「365日変動損益計算書」をよく使います。

今回、5月末に発送する「6月事務所ニュース」にも記載しています。

利益を出して自己資本率30%以上を目指す。

所内でも使用状況が見れるのですが、所内でもこの365日変動損益計算書の利用率が3割程です。TKCの全国の平均も3割です。
お客様がこのタグを開くか、担当者が訪問した時にこの画面を見ながら説明をするかです。
今まで、各担当者に任せていたため月1回の会議の時に進行状況の確認が必要です。

「限界利益率や限界利益を意識せよ」

設立した当初は、利益が出なかったり、定率法による減価償却費の過多により利益が出なくて赤字になる可能性もありますが、5年を目途にV字回復を目指す。
利益が出てこないと、この自己資本比率30%は達成できません。

 

「予算と月次の比較をせよ」

データを社員と共有することにより問題点が見えてくる。適正な目標値があれば社員のやる気も出てきます。
月末の資料が無い場合、概算の数字を入れて予測がどうなるかを話すことが出来ます。
もう一つ「業績評価マトリックス」ありますが、こちらは意識的に使っていません。

 

クラウドを勧める訳

時間短縮効率化です。

クラウドは、支店等がある場合や、複数の人が入力したい場合、複数のパソコンから入力できるようにしたいときに力を発揮します。またクラウドにすることにより当事務所でも最新のデータを確認することが出来ます。
役割分担をして入力することにより、経理担当者の負担を減らすことが出来ます。

販売管理等を他社システムを利用していて、会計システムに読込を考えている場合は、FX4クラウドが楽になります。
IT導入補助金で申請することが出来ます。

 

FX2クラウドとFXまいスタークラウドの違い

事務所では、レンタル料の安さからFXまいスタークラウドの導入が多いです。

 

FX2クラウドを選ぶ基準

従業員が30名を超える場合は給与計算の関係(給与計算は人数が無制限)
手形・電子記載債権管理を行いたい場合

部門別で管理を行いたい場合

得意先順位月報で得意先ごとに管理したい場合

マネジメントレポート設計を行いたい場合

資金繰り計画を行いたい場合

販売管理機能では、請求書等のメール送信が出来ます。

あとは、同時接続が2つまでが標準です。

同時接続は追加ライセンスを3つ取得することにより合計5つまでいけます。

情報誌の「経営者戦略」も送られてきます。

 

両方のシステムで可能がPXポータルになるため、給与はメールで送られてくることにより給与明細の封入、郵送代が無くなります。また入れ間違いにミスも無くなります

インターフェイス トップ画面は、さほど変わらないため年商1億円を超すような場合はこちらの方をお勧めします。

 

お客様向けのセミナー紹介 (終了しました)

令和5年6月のセミナー案内はこちら、クーポン番号は当事務所コードです。試算表の下に表示されています。

 

 

7月には、FXクラウドシリーズには販売管理機能、証憑保存機能の関与先向けのセミナーが開催されます。

 

 

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